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鋼の錬金術師:エドアイ

ほのぼの話です…
中尉のコスプレとか…あったりして……

続きを読むからどうぞ♪
---------------------------------------

■■■

「ただいま――」
「あら、エドワード君いらっしゃい。」
 司令部にいたのはホークアイだけで、ここぞとばかりにエドワードはおどけて見せた。
「…いらっしゃい。……じゃないだろ?せっかく誰もいないんだから~優しい言葉くらいかけてくれよ」
 エドワードが、大仰にため息をこぼしながら呟くと、ホークアイが真顔で自分のデスクへと手招きをする。
「?」
横に立つと、ホークアイは相変わらず資料に目を通していて、エドワードを見ようとしない。
「?ホークアイ中尉?あの――。中―――尉?」
 司令部でふざけたのを怒っているのかと思ったが、大したことではないはず。
 エドワードが考え込みそうになった時ホークアイの手が止まった。
「?」

「おかえりなさい」

「あ…」



 夜、小さく弾む足音が明かりの灯った路上に響く。
時刻はまだ9時前。通い慣れた道は何ヶ月かぶりで自然と足が速くなる。
「………」
 司令部での彼女は、どことなく不機嫌であった、気がする。
「……………」
 帰って来るたび持って行くプレゼントはもう何度目になるのか。
今日のプレゼントは、前回あげた物よりはマシだろう、けれどまた彼女に怒られるのは間違いない。
「…」
 でも顔がにやけるエドワードは、怒って真っ赤になるホークアイも好きで、自分しか見れないのだと思うと胸が一杯になる。
 ドアのノックは3回、音でエドワードだと分かる、と以前言われた事がある。でも、こんな夜遅くに尋ねてくるやつがいるのか?と聞けば、曖昧に微笑まれた。
 カチャ――
「いらっしゃい」
 先ほど自分が思っていた不機嫌さは微塵もない笑顔でホークアイは迎えてくれた。
 一歩中に入ると足元にはブラックハヤテ号がまとわりついて来た。
「お?ひっさしぶりだな~えと、2ヵ月ぶりかな?」
「3ヵ月ぶりよ」
 沸かしておいたお湯でコーヒーを入れながら言うホークアイは、少しトゲがあるような口振りで。
「…リ」
 声をかけようとしてふと思い立った。
「はは~ん…中尉…なるほどねっ」
 意地悪そうに顔を歪め笑うエドワードに、眉をしかめるホークアイはコーヒーをかき混ぜながら砂糖瓶を手に取った。
「…砂糖、今日はどうするの?」
 気分によりエドワードのコーヒーは、糖分を摂っているような時と豆の味しかしない時とがある。
「ん~。中尉は?」
 部屋の中央にしゃがみこんでハヤテ号と戯れながら尋ねる。
「ブラックにするつもりだけど…?」
「じゃあ、おもいっきり甘いの!」
 はいはい、とシュガートングで5個。溶けていく様をスプーンで手助けする。くるくる回る面に映る顔は、とても嬉しそうで…自分でもこんな顔をするのだと驚いた。
 この時間が心地良い。

くるくると、カップの中の渦を見つめる。
「…………中尉?」
 エドワードの声にふと引き戻されたような感覚になり、最後の仕上げとミルクをエドワードのだけに入れる。
「はい。エド君」
 椅子に座ってくつろぐエドワードはホークアイとおそろいのカップを受け取る。
「カフェオレにしちゃったけど良いわよね」
 牛乳を摂取しないエドワードの為。でも当の本人は、ホークアイのカフェオレが大好きで、牛乳もたくさん飲める。
「ん。甘い!」
 ひと口飲み、頷きながら言うエドワードに苦笑するホークアイ。
「混ぜる?ブラックと」
 笑いながら苦味が効いてるコーヒーをちらつかせながら、ひとくち。
「中尉、ちょっと」
「ぅ…?」
 手招きし、その顔に近づけるようさらに身を乗り出して、ホークアイに口付けをした。
「……ん」
 唇をこじ開け、甘さの残る舌を絡ませる。苦味を帯びたホークアイの舌は、甘味に敏感で中和させる如く絡ませあう。
「ふ…ん…」
 ちゅっと小さく音を立てて放れた唇に伝う糸は名残惜しそうに途切れると、満足そうなエドワードの笑顔を作った。
「ちょうどいい味になったね」
 悪戯が成功した子どもの笑顔。でもそれはほんの一瞬で
「…機嫌…直った?」
 エドワードの言葉に驚く
「別に…機嫌悪くないわよ…」
「司令部で、悪かったよ?なんか…何となく…さっきも」
 そんなつもりはなかった。けれど…
「…3ヵ月。寂しかった?俺いなくて…。寂しかったよね?」
 囁くように小さな声で、エドワードは尋ねた。否定できないよう瞳で捕らえて
「中尉の事…俺が一番分かるから」
 と、満面の笑みで、なんてね。と言うエドワードに、ホークアイもつられて笑顔になる。
「私はエド君のこと、分からないわ」
 あくまで冗談っぽく。恥ずかしくてとても言えないから。
「あ―――、はぐらかした」
 そんな気持ちを知っているのか、エドワードは楽しそうにしている。
 コーヒータイムが落ち着いた頃、エドワードは思い出したかのように、自分の荷物を探り出した。
「?あ、カップ洗っちゃってもいいかしら?」
 何やら袋を取り出すのに一生懸命で返事もそぞろであった。
 ゴトっと陶器を置くような音、金属があたる音にまじって衣擦れの音が聞こえる。
「ちょっと、お土産持って来たんだけど…今日のは楽しいと思うよ」
 洗い物を終えて手を拭きながら、楽しい?と眉をしかめると以前のお土産と称したプレゼントを思い出す。
「……………」
 恐る恐るキッチンから戻ると、テーブルの上に何やらポットや、貴金属が並べてあり、なんだ普通だわ、と思ったが
「見て、中尉。ティーセット」
 自慢するように手をかざして見せるがホークアイには、テーブルの椅子にのっている服のほうに眼が行ってしまった。
「あ、これ?ティータイムを楽しく過ごそうかと…」
「………メイド服?」
 呆れ半分、好奇半分で見つめるそれは、黒いワンピースに白のカラーが付いていて、カフスも白でとても清楚なものであった。上から着るエプロンもまっさらな白でレースっぽくあしらってある裾や肩口が可愛らしい。
「何となく、お茶する感じにならない?」
 お茶とメイド服に何の共通点も見当たらないホークアイは、エド君のことが、分からない。
と心底思った。
「あ?嫌?ダメかな~似合うと思ったんだけどな」
 そう言って、以前ベビードールなんかを着させられた。
初めは真っ赤になって怒ったけれど、似合う似合うと言われて悪い気はしなかった。
「って言うか、お茶したかったんだけど…コーヒーとか紅茶、好きじゃん。中尉」
 持参したティーポットを突きながら笑うと、左手を差し伸べる。
「その前に…。3ヵ月ぶりに中尉に触れたい。いい?――――リザ」
 エドワードの左手にやんわり乗せられるホークアイの手は了承の印。


■■■
 甘い香りと、部屋の空気が動き出したことで柔らかい眠りから眼を覚ますエドワードは、白い枕に顔を突っ伏して小さく唸る。隣にホークアイがいないことはただよってくる香りで分かる。朝ごはんを作っているのだと。
「…ぅ―――。リザおはよ」
 いまだ顔を埋めながら聞こえるよう言うと、小さく笑われて優しい声が聞こえた。
「おはよう。エドワード君…でも、ちょっと寝坊かしら」
 かちゃかちゃ、とテーブルに用意していく音が聞こえると、よし!と一気に起き上がりホークアイへと眼をやる。
「…………………夢?」
 ホークアイを凝視して呟くと、当の本人は、恥ずかしそうに身をよじりながら、手に持った皿をテーブルに置く。
「いやだ、そんなに見ないでちょうだい。―――。変…?」
 いいえ、と眼をぱちぱちさせて言うエドワードは一気に目が覚めた。
 瞬間、とろけるような笑顔を見せ、ホークアイを紅く染める。
「すんっげ―――似合う!!!」
 ベッドから跳ね起きると、パンツ姿でホークアイの周りをグルグル。
「…エド君……」
「可愛いよ、マジで!」
「あ、ありがとう」
 こんなに喜んでくれるとは思っていなくて、メイド服は以外に動きやすくホークアイも嬉しい。
「リザ…」
 ぐるっと回り終えると正面からぎゅっと抱きしめた。エプロンには甘い香りが付き顔をぐりぐり押し付けたくなる。その頭を見下ろしていたホークアイは、とりあえず服を着てもらい遅めの朝食をとるよう、やんわり自分から引き剥がす。
 エドワードが顔を洗い、着替えをしている間にセッティングを終えて。
「おぉ―――。なんか俺、ご主人的な気分―――」
 すすめられるままテーブルに着く。
「たいした物、作ってないけど……」
 そう言うホークアイの料理は、スモークド・サーモンとプレーンクリームチーズのベーグル、色合い鮮やかなサラダ、マッシュポテトと、ヨーグルトにベリーを混ぜたもの。
「なんか…すげぇ」
 実際、あちこち飛び回るエドワードは食事もまばらで、摂る事を忘れたりもする。
「うまそ―――」
「料理…ってほどじゃないけど」
「すげ――――」
 エドワードのお世辞ではない本当の言葉に照れながらも、手早くサラダを取り分ける。
「…食後に、紅茶を入れるわ。ゆっくりお茶しましょう」
 エドワードからのティーセットは楽しみに取っておく。
「中尉って――たまに女らしい」
「…たまになの……?…」
 悪い意味で言ったのではないのは、笑顔でベーグルをほお張るエドワードから分かる。
「―――でも俺の前だけね。今みたいな中尉、他の人には…見られたくない」
 得意げに言うと、食事に集中する。確かに、今の格好はエドワードにしか見せられないだろうとホークアイも思う。
「………」
 美味しいを連呼しながら、デザートまで食べ終わると、エドワードが洗い物をかってでた。メイド服を着ているホークアイは、何か手伝おうかと覗き込んでは、追い返される。
「中尉は、休んでてよ。俺より早く起きてたんだから。それに久々の休みでしょ?」
 にぃっと笑顔のエドワードに、任せるとイスに腰掛け、昨夜からあまりかまってやれなかったブラックハヤテ号と戯れ始めた。
かちゃかちゃ、と陶器の擦れ合う音がし、鼻歌までもが聞こえてきた。ふとホークアイはエドワードが持ってきてくれた紅茶を手に取る。ブラックハヤテ号は鼻をクンクンさせ気に入らないのか、ふいっと顔を背けてしまった。
「あら、良い香りよ?」
と他の紅茶も手に取る。何種類かあり、どれも値の張るような葉で、ホークアイは少し眉をしかめた。
「終わったよ――」
 と腕まくりを戻しながら言うエドワードは、紅茶用にお湯を沸かし始める。
「中尉、どの紅茶がいい?オレてきと―に買ってきちゃったから」
 転がり込むようにホークアイが座っているイスに纏わり付く。
「…。ストレートで飲む?ミルク?」
 それにより紅茶の種類を考えなければならない。紅茶の事は分からないエドワードは任せた、とポットやカップを並べ始めた。
「――ストレートかしらね」
 とストレート向きの、ダージリン・ニルギリを選別する。さらにホークアイは飲みやすそうなダージリンの一種類を選んだ。
「中尉――お湯沸いた」
 いつの間にかホークアイの後ろからキッチンに移動していたエドワードは、ヤカンを持ちながら、お湯捨てようにボウルまで持って来た。テーブルには準備が整っていて
「有り難うエドワード君。じゃあ、座ってて」
 手早くポットとカップにお湯を注ぎ、温めておく。興味津々でエドワードが見つめる。温まってからお湯を捨て、ポットにティーメジャーで茶葉を量りながら入れた。
「……すごいね」
 行動一つ一つを眼で追うエドワードが可愛くてホークアイは苦笑を一つ。
 茶葉の入ったポットにお湯を注ぎ、ふたをしてティーコジーをかぶせる。
「はい。3分か4分蒸らして出来上がりよ」
 と言う言葉で、ホ―――と息を付くエドワード。
 香りはまだ閉じ込められていて。
「なんか、本格的…」
「エド君がティーセット持ってきてくれたんじゃない」
 とホークアイも楽しそうに少しの時間、戯れるように言葉を交わす。

「もういいかしら?…」
コットン素材のティーコジーを取ると、ホワッと香ばしいような甘いような香りが零れ出した。エドワードはテーブルに乗り出してポットを見ている。銀のティーストレーナーでカップに注ぐと明るく澄んだオレンジ色の液体が白いカップに映えた。
「キレイ…」
「いい色に出たわね」
 とホークアイも満足そうで、注ぎ終えるとイスに座りなおしてエドワードに勧める。
「…いただきます」
 少し厳かな様子でソーサーからカップを取る。
「…」

「う‥まい。美味しいよ!中尉!」
 ひと口含み、またひと口。じっくり味わうように飲む。ホークアイも口を付けると
「良かったわ。いい葉使ったし、エド君が、ティーセットもって来てくれたから」
「中尉が入れるの上手なんだよ」
 そんな二人にハイハイとブラックハヤテ号が鼻を鳴らした。気にしないという様に二人笑顔で顔を近づける。甘いキスを一つ
「……へへっ、紅茶の味」
 ちろっと舌を出して笑うエドワード。無言で紅茶を飲むホークアイは、照れ隠しにカップを一気にあおる。エドワードの笑顔は増すばかりで。
「美味しいね。中尉」


■■■
 カップ等の洗い物は、またエドワードがやるといって聞かなかった。今度の理由は、水が跳ねて濡れるといけないから。だと言われ、イスに座って待つ。
「たまには、良いわね…」
 穏やかに笑い自分の着ているメイド服のスカートをひらひらと遊ばせる。
「楽しい?」
 キッチンから顔だけのぞかせて尋ねられ、今度は照れないで笑顔で答えた。
「……中尉、待ってて、もうすぐ終わるから」
「え?………」
 うきうきとエドワードは、洗い物を片付ける。きょとんとイスに座っているホークアイは、おとなしく待つ。
「……中尉、ティーセット、棚に入れとくよ」
 小型の食器棚にまた一つ物が増えた。初めはマグカップが一つに皿が数枚あっただけで。今ではエドワードが持ってきてくれたお揃いのカップに、皿に、ボールに…と棚がいっぱいになり始めた。他にもエドワードの物が増えていて、それを確かめるように部屋を見渡した。
「―――中尉?どうかした?」
 正面から覗き込まれ、驚いて身を引く。
「…別に……ありがとう。洗いもの」
 努めて冷静に答えると、エドワードは少し面白くなさそうに頬をふくらます。
「――――じゃあ…ご褒美」
 エドワードにしては珍しい事を言うものだから、本当に何をあげようかとホークアイは真面目に考えてしまう。
「えっ…と」
「冗談だよ…中尉の可愛い格好見れたし」
 ちろっと舌を出して笑うと、先ほどひらひらと遊ばせていたスカートに手を触れる。
「また、紅茶入れてくれる?」
「ええ、いいわよ。いつでも…帰って来てくれるなら」
 さりげなく言われた「帰る」と言う言葉に眼を見開くとイスごとホークアイを抱きしめた。
「エドくん?」
 何事かと胸元に埋まるエドワードを見下ろし、頭をポンポン撫でる。
「うん…次はもっとすごいお土産持ってくるから……楽しみに待ってて」
その言葉にホークアイは痛いくらいの笑顔で抱き返すと、胸元で苦しそうにエドワードがもがき出した。昨日からからかわれっぱなしのホークアイはお返しとさらに胸に押し付け
「…待ってるわ。でも、長いと…寂しがるから」
 ぴくりと反応するエドワードは隙を見て胸元から逃れるとすかさずホークアイを嬉しそうに見つめた。
「中…リザ……」
「……ブラックハヤテ号が、寂しがるから」
 最後の最後まで自分は可愛くないな、と思いながらも、がっくりうな垂れているエドワードの額に口付けで誤魔化す。精一杯の可愛いキスで。
                                                                                  

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